手術への恐怖に対処する

キャシー・サガール

Kathy Seger Ottawa

手術に関して必要な基本情報が説明された封筒が郵便で届きました。「手術?」と私は思いました。手紙の内容によると、私は意識がある状態で、局所麻酔を受けることになるとのことでした。私はこの状況を捉え直すのが良い選択だと考えました。それ以降、これを「医療処置」と呼ぶことにしました。こう呼ぶことで、注射をするだけで気分が悪くなり横になってしまう私にとって、少し扱いやすく感じられるようになりました。 正直言ってあまり認めたくはない事実ですが、だって自分はもっと強いはずじゃないの?と思ってしまうからです。

普段見ている「身体」は存在しない。

その後の数日から数週間にかけて、処置のことが頭に浮かんでは反芻し、軽くストレスを感じてはまた別の考えへと移る、ということを繰り返しました。 その紙には、私が受ける処置の手順を段階ごとに説明する動画へのリンクが記載されていました。私は、最も一般的で治療が比較的容易な皮膚がんである基底細胞がんをごく小さな範囲で患っていました。鼻筋と目頭の間にある、10セント硬貨ほどの大きさの損傷した皮膚を切除する必要がありました。これは、この身体で過ごしてきた48年間の紫外線曝露の結果です。 動画を見たい気持ちはありましたが、就寝直前に見るのは良くないと考えました。ある仕事の日の終わりに、リンクをパソコンに入力して短い動画を視聴しました。 仏教を学んでいない人であっても、自分への執着(自己愛)がいかに強いかはよく知っているのでしょう。そのためか、医師が損傷した皮膚を切り取る場面では、映像はアニメーションになっていました。私はそれに感謝しました。 それでも正直、少し顔をしかめて目をそらしてしまいました……だってそれはこれから自分に起こることなのですから! 私はこの機会に、まだ完全には理解していないかもしれない知恵を試しに実践してみることにしました。「思い出そう、普段見ている身体は存在しないのだ」と自分に言い聞かせました。すると、ごくわずかですが確かな変化を感じました。

Shimmering interactive holographic human body icon with glowing effects in the air

とても素晴らしい場所

手紙が届いてから1か月後、私は「処置」を受けるために早朝に起きてクリニックへ向かいました。シャワーを浴びながら、私は伝統的な仏教の祈りを唱えていました。 私はこれを時々心を落ち着かせるために行うのですが、この日はこれからの試練の間ずっと一緒にいてくれるとわかっている支えの存在―すなわちブッダ―に助けを求めるためでもありました。(私はブッダを少しスーパーヒーローのように思っています) 祈りの言葉に意識を集中し、ただ自動的に唱えるのではなく、一語一語ゆっくりと噛みしめるように唱えました。「あなたの心はすべての生きとし生けるもののよりどころである」という一節に差しかかったとき、それが強く心に響きました。なんて美しく、助けになる考え方でしょう。処置の間、意識をそこに向けるよう努め、想像力を使ってブッダの心とつながることを試みようと思いました。それはとても素晴らしい場所のように思えました。試してみる価値があると思いました。

朝食をとりながら、ポケットに入れて一日中持ち歩ける小さくてしっかりした紙を見つけ、マジックでこう書きました。「あなたの心はすべての生きとし生けるものの拠り所である」そしてそれと小さなブッダの絵をジーンズのポケットに入れました。

refuge

ダーマを適用する

病院では、看護師に歯科用の椅子のようなチェアに座るよう案内されました。高さも角度も自由に調整できます。彼女はとても親しみやすく、私はすぐに安心感を覚えました。本当にありがたかったです。彼女は私の目を見て、処置についてどんな気持ちかを真剣に尋ねてくれました。 「概ね大丈夫ですが、正直言うとかなり緊張しています」と答えました。 彼女は不安を和らげるためにアティバン(抗不安薬)を服用するという選択肢があると教えてくれました。

人生のさまざまな試練において、私たちは自分に必要なサポートや限界を知らされることがあります。それを理解するには、その状況の中に実際に身を置く必要があることもあります。時には手探りで乗り越え、次に活かす知恵を得ることもあります。 私はこれまで、かなり強烈な状況でも落ち着いていられた経験がありました。一方で、すべてが終わった後に感情が高ぶることもありました。もしかしたら持ち帰り用に抗不安薬を頼むべきだったかもしれなかった、と思いました。 しかし私はこの経験は、ダーマを実際に適用し、拠り所の実践を深める機会になると思いました。この教えは、私の執着心のため、実践が遅れていたもののひとつでした。 ダーマを学び実践してきた年月の中で、私は何度も感謝と畏敬の念に涙してきました。 ブッダとつながる機会を得たことへの感謝、そして触れてきた知恵とそれをさらに深めていく機会をくださったことへの畏敬の念です。 抗不安薬の提案には感謝しつつも、「大丈夫です」と看護師に伝えました。 (だってスーパーヒーローたちが一緒にいるのですから)

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心をブッダへ向ける

その日は朝7時30分に到着してから午後3時に帰るまで、さまざまなことがありました。 麻酔の注射、縫合のための注射、待ち時間、実際の処置の時間。 その多くの時間において、私は意識的に心をブッダへ向け、「拠り所」に立ち返ることができました。

処置の終盤、麻酔が切れ始めて痛みを感じ始めたため、あとどれくらいかかるのか医師に尋ねました。 彼女は「最後にキルティング縫合を2針入れたら終わりです」と答えました。 裁縫が好きな私にはそれが少しユーモラスに感じられました。 この一連の経験で、私にとって一番意味深かったのは、この経験により「ダーマを実践する者として、私たちは皆まだ成長の途中にある存在である」ということを思い出させてくれたことです。

キャシー・サガールは KMC Ottawa に通っています。

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